前回の小容量編(#52)に引き続き、今回は外出先で動画視聴やSNSを頻繁に利用したり、PC作業でテザリングを活用する方に向けた「20GB・30GB帯」の中・大容量プランを比較します。大手キャリアの無制限プランやオンライン専用プラン(月額2,970円)を契約しているものの、「毎月20GB〜30GB程度で収まっているのに固定費が高い」と感じている方は多いですね。端末本体はそのままでSIM単体契約を見直すだけで、月々の通信費を1,000円台から2,000円前後に抑える選択が可能です。固定回線セット割やポイ活の条件に縛られず単体で安くなるのが大きな強みです。今回はHISモバイルとIIJmioを軸に、主要4社の中・大容量プランを整理してみました。
格安SIM4社の基本仕様・手数料比較
中・大容量プランへ乗り換える際も、申し込み窓口の違いが初期費用を左右します。キャリアショップや家電量販店などの店頭契約事務手数料は、値上げにより一律4,950円となっています。一方、オンライン窓口(WEB契約)を活用すれば3,300円、あるいはキャンペーン適用で初期費用をさらに抑えることができますね。
まずは、今回比較する主要格安SIM4社(HISモバイル、IIJmio、LIBMO、DTI SIM)の提供回線、手数料、国内通話料の基本仕様を確認しておきましょう。
| キャリア名 | 提供回線 | 手数料 | SIM発行手数料 | 通話料(国内) |
|---|---|---|---|---|
| HISモバイル 自由自在3.0 |
NTTドコモ回線 | 3,300円(店頭) 3,300円(WEB) |
0円 | 9円/30秒 |
| NTTドコモ/au回線 | 4,950円(店頭) 3,300円(WEB) ※WEBからのeSIM新規申し込みで初期費用1,650円割引【2026年11月4日 23:59まで】 |
タイプD: 433.4円 タイプA: 446.6円 eSIM: 220円 |
11円/30秒 | |
| LIBMO |
NTTドコモ回線 | 3,300円(店頭) 3,300円(WEB) |
433.4円 | 11円/30秒 |
| DTI SIM |
NTTドコモ回線 | 3,300円(店頭) 3,300円(WEB) |
433円 | 10分超過後 11円/30秒 |
【20GB帯】動画視聴・テザリングに対応する最適プラン比較
移動中に動画配信や音楽ストリーミングを日常的に楽しんだり、外出先でPC作業のテザリングを行う機会が多い方には、20GB帯が基準となります。大手オンライン専用プランの月額2,970円と比較しても、格安SIM各社なら月額1,000円台半ばから後半で運用できますね。
| キャリア名 | プラン名 | 月間容量 | 基本料金 | キャンペーン適用料金・割引期間 | 備考 |
|---|---|---|---|---|---|
| HISモバイル 自由自在3.0 |
自由自在プラン 3.0 | 20GB | 1,699円 | なし(月額1,699円で維持) | 通話料 9円/30秒 |
| ギガプラン(音声) | 20ギガ | 2,000円 | 最大6ヶ月間 月額 900円 ※割引終了後は月額2,000円【2026年11月4日 23:59まで】 |
翌月繰り越し対応 | |
| LIBMO |
なっとくプラン | 20GB | 1,991円 | 最大6ヶ月間 月額 1,551円(月額440円引) ※割引終了後は月額1,991円【公式WEB窓口】 |
ドコモ回線/テザリング無料 |
| DTI SIM |
音声プラン | 16GB | 2,420円 | なし(月額2,420円で維持) | 1回10分かけ放題標準付帯 |
20GB帯における最適な選び方
- 【定額安さ重視】HISモバイル:キャンペーン終了後の手続きや条件変更を気にせず、長期的に低料金を維持したいなら「自由自在プラン 3.0(20GB:月額1,699円)」が適しています。特別な条件なしで月額1,699円で使い続けられる設計が特徴で、余計な契約管理の手間を省きたい実利派に向いています。
- 【短期割引重視】IIJmio:乗り換え当初の割引幅を重視したいなら「ギガプラン(20ギガ:月額2,000円)」が選択肢に入ります。2026年11月4日までの限定キャンペーンにより、最大6ヶ月間にわたり月額900円で運用可能です。※割引期間終了後は月額2,000円へ戻る点はあらかじめ把握しておきましょう。
- 【中期割引重視】LIBMO:NTTドコモ回線で安定した割引を受けたいなら「なっとくプラン(20GB:月額1,991円)」が堅実です。公式WEB窓口の20GB大容量応援キャンペーンで最大6ヶ月間 月額1,551円で利用でき、TOKAIグループ光回線とのセット割も併用可能です。※割引終了後は月額1,991円となります。
【30GB以下】ゆとりを持って使える大容量プラン比較
Wi-Fi環境に依存せず、外出先でも高画質な動画視聴や大容量ファイルの送受信、長時間のテザリングを行いたい方には、30GBクラスのプランが候補に入ります。格安SIM各社では、月額2,000円未満に収まるプランや、実質30GB利用できる増量キャンペーンが展開されています。
| キャリア名 | プラン名 | 月間容量 | 基本料金 | キャンペーン適用内容・割引期間 | 特徴・留意点 |
|---|---|---|---|---|---|
| HISモバイル 自由自在3.0 |
自由自在プラン 3.0 | 30GB | 1,999円 | なし(月額1,999円で維持) | 30GB帯で2,000円未満の設定 |
| ギガプラン(音声) | 実質30GB (25ギガ+5ギガ増量) |
2,400円(30ギガ) 2,100円(25ギガ) |
【ハッピープライスCP+適用】 最大6ヶ月間 月額 1,000円(1,100円割引) +データ5GB増量で実質30GB ※7ヶ月目以降は月額2,100円(25GB)【2026年11月4日 23:59まで】 |
翌月繰り越し対応。ドコモ回線・au回線から選択可 | |
| LIBMO |
なっとくプラン | 30GB | 2,728円 | 月額2,728円。 TLCプラス光セット割で月額最大220円引 かけ放題オプション初月無料【常設】 |
TOKAIグループのポイント還元あり |
| DTI SIM |
毎日1.4GBプラン(音声) | 毎日1.4GB(月約42GB) | 3,960円 | なし(月額3,960円で維持) | 1回10分かけ放題標準付帯(※繰り越し不可) |
30GB帯における最適な選び方
- 【実質30GB&初期割引】IIJmio:乗り換え当初の費用を抑えて30GB使いたいなら「ギガプラン(25ギガ)」が適しています。2026年11月4日までのキャンペーン適用で「5GB増量により実質30GB」使え、月額料金も最大6ヶ月間は月額1,000円まで下がります。ドコモ回線(タイプD)とau回線(タイプA)を電波状況に合わせて選べる自由度も魅力です。※7ヶ月目以降は月額2,100円(25GB)となります。
- 【長期定額重視】HISモバイル:キャンペーン終了後の料金変更を気にせず、30GBを低コストで維持したいなら「自由自在プラン 3.0(30GB:月額1,999円)」が候補となります。定額で月額2,000円未満を維持できる設計となっており、海外eSIM(4GB・15日間)が年1回無料の特典も付帯します。
- 【光回線連携重視】LIBMO:自宅の固定回線とまとめてポイント還元を受けたいなら「なっとくプラン(30GB:月額2,728円)」が選択肢です。TLCプラス光セット割で月額最大220円引きとなり、貯まったポイントを月々の通信費支払いに充当できます。
中・大容量プラン契約前のチェックポイント
- 店頭手数料とWEB手続きの違い:ショップ店頭や量販店窓口での標準契約事務手数料は一律4,950円となっています。オンライン(公式WEB窓口)を活用することで初期費用を3,300円、またはキャンペーン適用価格に抑制できます。
- テザリング料金の確認:今回比較した格安SIM各社は、テザリング機能を追加料金なし(無料)で利用できます。PCやタブレットを外出先でネット接続したい場合も追加負担はありません。
- データ繰り越しの有無:IIJmioやLIBMOは余ったデータ容量の翌月繰り越しに対応しています。月ごとの通信量に波がある方は繰り越し対応プランを選ぶと無駄を抑えられます。※DTIの毎日1.4GBプランは当日限りで繰り越し不可のため注意が必要です。
- より小容量で十分な場合:毎月の通信量が10GB以下に収まる方は、前回の小容量特集(#52)で解説した月額1,000円前後のプランもあわせて確認してみてくださいね♪
中・大容量帯における格安SIMの魅力は、大手キャリアのような「家族割」「光回線セット割」「高還元クレカでのポイ活」といった複雑な適用条件を前提とせず、SIM単体契約だけで月額1,000円台から2,000円前後の水準を実現できる点にあります。条件を気にせず低料金を維持できる「HISモバイル」、回線網(ドコモ・au)を選択可能で増量特典が用意されている「IIJmio」など、日頃の利用スタイルに合わせて適したプランを選んでみてくださいね♪

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